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ニセコイを全力で応援している接着剤

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ずっと更新していなかったので

ずっと更新していなかったことに気がつきました。いえ、以前から気づいてはいたのですが、時間的な余裕がなかったので更新していませんでした。で、更新しようかと思ったのですが、さすがに8月から新たにレビューを書いていったらとても書ききれない上、恐らく読む人もいません。したがって、コミックス毎にレビューを書いていくようにしようかと思います。

とはいえ、現在そのような余裕はないので、その更新をするとしても来年の4月以降になります。

これだけを告げてこの記事を終えてしまっても、なんだかアレなので、ニセコイと関係のない何か最近思ったことをたらたらと書いていきます。

ちょうど、現在、衆院選が近いので、そのことについて書いてみようと思います。ですが、政治の中身に対しては全く勉強をしたことがないので、政治の詳細な内容には言及しないで思ったことを書いてみます。


自民党時代における官僚との癒着体質に不満を持った多くの国民が、民主党政権での政治主導の立法に期待して先の選挙において票を投じた思われます。しかし、いざ民主党政権に変わってみれば、政治主導と称して行政との連携が上手に取れていない政治を行ってしまったために、沖縄基地の問題や東日本大震災の時の対応の遅れ、成果の出ない経済政策などを打ち出してしまいました。そのために民主党政権に対する国民の失望がたまってきており、そこで今回の選挙になった。そのように私は解釈しています。

長年のほとんどの期間で政権を維持してきた自民党政権の行き詰まりを打破するために、国民の多くは民主党政権に思い切って転換しましたが、またも行き詰っている状況です。何か大きな新たな力を持った勢力に期待する動きに変化するのは当然といえます。日本維新の会などが地方政党であったにも関わらず、国政に進出できるほどに数年間で支持が拡大したのはまさにそういった状況を反映しているといえます。

現在、維新の会の支持率が低下しているという話もありますが、以前に少し思ったことがありました。大阪維新の会が急成長している際、維新の会に期待しているという人の話を聞いてみたところ、「何かやってくれそうだ」と言っていました。この返答は大変に危険性のあるものだと思います。期待している理由というものが大変漠然としています。維新の会の是非はさておき、漠然とした意識の下で人々が集まると予想外に強大な力を持つことがあります。

例えば、ネット右翼と呼ばれる人々によるフジテレビ前でのデモ行動。マスメディアではあまり報道されませんでしたが、数千人から数万人の人々が集まったのは大変なことであると思います。デモに参加した方々には、「フジテレビが韓国に偏った放送をしている」という大義名分がありました。実際、フジテレビそういった偏向性があったかどうかは私には分かりません。ですが、本当に大切なことは、そのように主張する方々に、フジテレビは偏向報道をしていると主張する点に客観性が本当にあったか、自身がそのように考える上で、理性的にその主張を思考したか、という点であるように思います。ネット上におけるフジテレビ批判の文章のみを読み、それを自分で実際に調べることをしないで行動を起こしていたのだとしたら、フジテレビの是非はさておき、問題なことではないでしょうか。

社会は2:6:2という比率で、社会の上位層、中間層、下位層、と分かれていると言われています。例えば、学校に置き換えてみたら妥当性が分かります。高校で進学校に進学したとしても、優秀な大学に入る者もいれば、赤点を取るか取らないかでギリギリ、という人物もいます。そして、大多数は、その高校における「フツー」の大学に進学するようになります。即ち、始めは同じであっても、いつの間にやら層ができています。

では、社会で上位20%を占める人々が、上手に社会を操作し、安定させるにはどうするのが最も良いでしょうか。それはもちろん、60%の中間層の人々をいかに上手く操作するか、ということです。例えば、またも例を挙げることになりますが、60年安保闘争のことを考えてみます。当時、一部のエリート学生の提起により、国会を国民が包囲するほどの非常に大きな勢力に発展するデモが起こりました。労働者や一般市民もデモに参加したからです。しかしその後、池田内閣では国民所得倍増計画を打ち出し、大衆が政治的な問題に首を挟まないよう、経済活動に徹するように促したのです。その結果、本当に日本国民は所得倍増を実現する偉業を成し遂げたわけですが、一方で、大変に大きな勢力のデモが日本でほとんど起きていないというのは、まさしく国民が上手に操作された結果であるかもしれません。

このように考えますと、先のフジテレビデモの話ですが、自分の思想は他者により無意識的に操作されているかもしれない、という意識を持ったことがない人には危険性が多少なりともあると思われます。

日常生活では、自分の思想がどうだ、とは考えることはありません。例えば、アニメを見るのが好きな方に、「なぜアニメが好きであるのか」と聞いても、恐らく「好きなものは好きだ」と答えるでしょう。普段はそのようなことは考えることすらないのです。実際、それで全く問題はありませんし、むしろそのようなことを考えていると神経衰弱に陥るかもしれません。

ですが、政治に関しては自分の生活に影響を及ぼしてきます。いわば自身の生活を第三者に託すイベントが投票でもあります。そういった場面でも、「この人なら何かやってくれそうだ」で良いのでしょうか。もしかしたら、あなたの思考も、誰かによって、操作されているのかもしれません。


(度々例に挙げましたが、フジテレビのデモや維新の会に対する是非には私は意見していないつもりでおります)
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ニセコイ 第32話感想

前回のあらすじ(第31話)
楽は、約束の女の子を明らかにする手がかりになるかもしれない写真をついに発見したのですが、そこに写っていた女の子は見覚えのない少女でした。

今週のあらすじ
写真を発見した後のある日、学校から帰る時に雨が降っていました。千棘が傘を持っていないことに楽は気づき、二人で帰ることになります。その途中で雨宿りしている最中、楽の父親が自動車で通りかかり、楽を発見します。そこで、楽には許婚がいたことを明らかにし、突然ながら、明日許婚が会いに来ることを告げます。



今週のニセコイは、今号(31号)のジャンプのセンターカラーを飾っています。楽と千棘が腕を組んでいる絵が描かれています。この絵を見ていると、ニセコイの連載が始まったばかりの頃にカラーで描かれた、千棘と楽が殴り合っているかのような絵を思い出します。あの絵を見ると、お互いにまったく頬を赤らめていませんでしたが、今回の絵では、ただ腕を組んで横目で見合っているだけである上に、少し頬も赤く描かれています。当初の頃とは千棘と楽の関係が絶妙に変化してきたことの現れでしょう。当初の頃はお互いにいがみ合っていただけであり、特別な感情は全く持っていませんでした。ですが、楽が風邪を引いた時や、特に林間学校を経て千棘の中で楽に対する感情が大きく変化してきたように思います。楽に関しては、度々自問自答する中で自分の好きな相手は小野寺であると確認しています。ですから、もちろん人間関係なので変化してゆくのは当然ですが、楽の中では千棘に対して恋愛感情に発展するほどのものは依然として抱いていないといえます。


さて、今週の内容に入っていきたいと思います。

写真の女の子がいったい誰であったかが頭から離れないでいる楽。そのまま放課後を迎え、ふと窓の外を見ると雨が降っています。千棘は昇降口で傘を持っていないために困っていたところに楽がやって来ます。楽が傘に入れて家まで送ると提案すると、千棘は濡れて帰ったほうがマシだと言って帰ろうとします。一度そのままほうっておこうとした楽でしたが、それでも風邪を引くと言って引き止めます。
こういった点が、私は非常に楽に対して好感が持てる点なのです。すなわち、単純に相手を心配する気持ちから行動している点です。おそらく、ここにいた人物が千棘ではなく、ただの友達であっても楽は同じような行動を取ったのではないでしょうか。以前に、小野寺が楽に告白しかける場面がありましたが、その時も楽は小野寺に熱があると思い込んで、薬を急いで買ってこようとします。その点に小野寺は、楽の魅力を感じているわけですが、ここでも楽は常に他者の心配をしているのです。今回の場合に戻りますが、思春期真っ只中の男子であれば、かわいい女の子と仲良くしたいなど、下心を何かしら持ってこの楽のような行動を取るのが大多数ではないでしょうか。

楽と一緒の傘で帰る千棘ですが、楽が傘を千棘のほうに寄せているため、千棘は全く濡れていないものの楽の一方の肩が濡れていることに気がつきます。すると、千棘は楽に肘打ちをします。かと思いきや、今度はぴとりと楽にくっつきます。ここの千棘の感情はどういったものなのでしょうか。林間学校以降、楽に対して絶妙な好意を抱き始めている千棘にとって、楽が自分に気を遣ってくれているというのは嬉しいに違いないはずです。ですが、千棘自身その感情は抑えていますので、楽の気遣いに喜びを感じている自分に対して、自己を規制する感情が沸いてきたため、瞬間的にその感情を自身から外に発散したため、楽に肘打ちするという行動を起こしたのではないでしょうか。次に、肘打ちをしたものの先ほどの、楽が濡れて自分が濡れていないという構図は解消されていないため、楽に近づいたといえるのではないでしょうか。千棘が楽に対して好意を抱いているために、楽に対して密着したという可能性もないとはいえないでしょうが、そもそも千棘は自身の楽に対する感情を抑圧していますし、それゆえに楽が千棘の感情の変化を感じることも望んでいないはずですから、その可能性は不自然といえます。

突然雷がなったため、千棘は座り込んでしまいます。以前に暗闇が苦手な千棘な面がありましたが、雷も苦手なようですね。その時と同じように、千棘は楽に話題をふるよう要求します。そこで、林間学校の写真を楽は千棘に見せます。その中に、集がこっそりと混ぜていた、千棘の寝姿の写真が混じっています。楽が弁明しようとすると、千棘は、
「ま 分かってるけどね どうせあんたにはこんな写真持ち歩く度胸も無いだろうし」
といいます。そして、普通に話し続ける千棘を見ながら、楽は、
「あれ・・・? なんか・・・ 変な感じだ――・・・」
と感じています。千棘が友人と仲良くしていることを楽が指摘すると、千棘は、残念ながら青春を楽と恋人のふりをして過ごさなければならないことであるが、と前置きをして、
「・・・ まぁでも最近は このニセモノの恋人ってのも 案外悪くないかもって気もいてるけど」
と発言をします。そして、楽が
「え・・・ おまっ・・・ それって・・・どういう・・・」
と動揺しながら感じ、
「・・・・・・ いやそりゃあ・・・オレだって最近は少しは・・・」
と述べたところで、千棘は
「なーーーんてね」
と、ふざけていたことを明らかにします。

さてさて、ここの描写で千棘はいったいどういった感情から上の行動を起こしたのでしょうか。わかりません。何か意見があればぜひコメントお願いします。

最後は、突然の雷の音にびっくりして楽に千棘が抱きついてしまい、お互いの顔を見合わせたところに、ちょうど楽の父親が通りかかり、許嫁の存在を楽に述べ、許嫁らしき女の子の後ろ姿で終了しています。「ここでどうなるの!」というドキドキする描写で突然流れがぷつっと切れてしまう・・・この描き方はニセコイにおいてとてもよく出てきますね。もどかしいが、だからこそニセコイにシリアスさというか、重さを感じさせない良さがあるのかもしれません。

いよいよ次号で約束の女の子の正体が分かるかもしれない、というところで終了しています。次号も見逃せないですね。

テーマ : マンガ - ジャンル : アニメ・コミック

ニセコイ 第31話感想

前回のあらすじ(第30話)
学校で林間学校での写真が掲示され、楽はその中にあった、小野寺の着替えている場面が写りこんでしまった写真を取り除こうとします。そこに小野寺がやってきたため、急いでその写真を隠すのですが、その写真には千棘がメインで写っていたために、小野寺は楽が千棘をどう思っているのか考えるようになります。

今週のあらすじ(第31話)
約束の女の子の正体が気になる楽ですが、楽の父親から当時の写真が残っていることを知ります。そして、ついに、当時の写真を発見しましたが、楽の隣に写っていた少女は小野寺でも千棘でもなく、見覚えのない女の子でした。


小野寺との関係がどうも縮まらず、なんとももどかしい雰囲気があります。その状況はひとまずさておき、話題は当時の女の子の正体へと移っていきます。
楽は父親から、「鍵持った女の子」との写真が倉の中に残っているという話を聞きます。鍵を持った女の子ですから、当時約束をした女の子でほぼ間違いがないわけですね。そして一晩中探すわけですが、なかなか見つかりません。一晩中探すということは、逆に言えば、寝る間も惜しんで一晩中探さないと気がすまない感情にあるわけですから、やはり楽としては約束の女の子の正体を突き止めたい気持ちが大きくなってきています。

次に、今度は学校で、集から、帰りにファストフード店で勉強をして行かないかと誘われます。さりげない一言ですが、楽が
「立派な公務員になる為に勉強なら毎日みっちりやってんだ」
と述べるあたりに、やはり楽の真面目さを非常に強く感じます。ニセコイが始まった1話でも同じような発言をしていますので、やはり楽という男は、肉体的には弱いものの、精神的には一本筋の通った人間性を感じます。僕自身も見習いたい性格であると本当に思います。上の発言により、まずは誘いを断るのですが、小野寺も来るという集の発言によってついていくことなります。

店についてからも、楽は約束の女の子が誰であるかが頭から離れず、いろいろと考えますが、その女の子はどのような特徴であったのかすら思い出せません。そんな楽の様子を横目で見ている小野寺。宮本が、楽の隣に座ることを提案したところ、楽は恋人である千棘の隣に座るがよいのではないか、と拒否をしてしまいます。前回から、小野寺は、千棘に対して楽は本当に好意を寄せているのではないかと考えるようになっていますから、楽との距離を保とうとしています。ここでの小野寺の一つ大きな感情を取り出すのは難しいですし、いろいろと考えられます。例えば、宮本の提案が嬉しいものの、照れの感情から、とっさにその提案に応じるのを拒否してしまった。とはいえ、宮本が「何かあったのか」と小野寺に対して目で言うと、小野寺は「なんでもない」と目で返しているために、単に照れという感情ではないのかもしれません。嬉しさと照れが共存している状況では、そこまで明白に拒否をしてしまうというのもやはりないかもしれません。では、やはり、前回の流れから、千棘に対する楽の感情を考えて(小野寺が思っている)、単純に楽に対する気遣いから拒否したのかもしれません。もしかすると、嫉妬心のようなものもあるのかもしれないとも思いました。あえて、相手から自分の存在を薄めることで、相手に自分の存在を逆にアピールさせようという狙いですね。「なんでもない」と宮本に目で合図していますが、何でもなくないから宮本が違和感を覚える対応をしているので、いわば自分の感情を表に出さないようにしているのですから、最終的にはいったいどのような感情を抱いていたのかは全くわかりませんよね。

今度は、鶫が楽に勉強を教えようと隣の席に座ると、その仕草をみて楽はどきっとしてしまいます。とはいえ、楽の中で鶫は好意を抱く存在になっていないでしょうから、やはり単純に思春期の男子であるために、鶫の女の子らしい仕草を見てどきっとしてしまったのでしょうね。

約束の女の子は小野寺か千棘かと考えていたために、突然、集から
「楽はどっちのほうが好きなんだ?」
と聞かれて、
「あ?そりゃもちろん小野で・・・」
と、頭の中で考えていたことを口に出してしまいそうになります。実際にはシェイクの味の好みを尋ねられていただけなのですが・・・。
こういう経験って、個人的にもあった人もいるのではないかと思います。私自身はありませんが、以前にも述べたように、現実にあるかないかという絶妙な境目を描写することで、そのシーンに非常に面白さが生じることが、ここでも表れているように感じます。

さて、最後、再び家に戻り、倉の中で探していたら、ついに写真を発見します。ですが・・・そこの写真に写っていた女の子は、全く見覚えのない少女でした。いったいこの娘は誰であるのか・・・気になります。来週もまた、読み逃すことが出来ない、と感じさせるところで今週は終わるわけですね。とはいえ、もうだいぶ感想を書くのが遅れてしまったので、この女の子はいったい誰であるのかは現時点で明らかになってはいるわけですが・・・。


テーマ : マンガ - ジャンル : アニメ・コミック

ニセコイ 第2巻

ニセコイ 2 (ジャンプコミックス)ニセコイ 2 (ジャンプコミックス)
(2012/07/04)
古味 直志

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さて、7月4日にニセコイの第2巻が発売されました。僕がジャンプでちょうど読み始めた回からが連載されているので、内容に関しては全てを述べる必要はないでしょう。

現在連載しているニセコイと照らし合わせて見てみると、初々しい雰囲気がまだまだ残っています。特に、千棘と楽の関係はまだまだ密接になっていなく、読んでいて単純に楽しいと感じます。

表紙も緑をメインにしていて、まさに4、5月の緑が繁ってくる季節を象徴しているような雰囲気です。千棘の元気な雰囲気と、小野寺の一歩引くような雰囲気が対照的に描かれていて、この頃の千棘、小野寺と、楽との関係をも投影しているようにも感じます。

話と話の間に、ジャンプ連載時にはなかった、話に連動しているスケッチのようなものが差し込まれています。8話の扉絵は小野寺がメガネをかけて、指し棒を持っているというものなのですが、そのスケッチでは、宮本が小野寺に対して、指し棒の向きが逆さまであると指摘している描写になっています。小野寺の「天然」な部分が描かれているのでしょう。僕はジャンプ連載時にはまったくその点には気がつかなかったのですが、そういったところにも何かしら仕込んでいる古味先生の芸の細かさが感じられます。改めて古味先生はすごいと思いました。

新たな展開やドキドキするようなイベントも起こるニセコイ2巻も、非常に面白いので是非買って読んでみてください(ステマじゃないですよ)。

ニセコイ 第30話感想

前回のあらすじ(第29話)
千棘が約束の女の子であるか確認できるチャンスを逃してしまったものの、千棘の父親との会話から、楽は幼い頃に小野寺と千棘の両者に会っていたという事実に気がつきます。

今週のあらすじ(第30話)
パーティーが終わり、再び学校での描写に戻ります。修学旅行での写真が廊下に掲示され、楽が写真を眺めていました。すると、その中に小野寺が着替えをしている瞬間が隅に写りこんでしまっている写真を発見します。誰にも気づかれないうちに掲示されている写真を取り外し、先生に報告しようとしますが、偶然通りかかった小野寺とぶつかって写真を落としてしまいます。小野寺に気づかれないよう、すぐに写真を拾い上げたのですが、その写真には隅に映りこんでいる小野寺のほかに、千棘がメインで写っていたために、小野寺は、楽が千棘のことをどう思っているのかと考えるようになります。



千棘の父親と別れたあとの楽は、小野寺と千棘との両者と幼い頃に会っていたことに気づくため、いろいろと思考をめぐらせます。-なぜ鍵が二本存在するのか。小野寺も千棘も10年前に誰かと約束を交わしたと述べた。しかし楽が約束をしたのは間違いなく1人。もしその約束の女の子が小野寺だとしたら、なんと運命的であろうか。では千棘だとしたら・・・。とはいえ、突然そうだと明らかになったとしても受け止められない。
そして、その後、楽はこう思います。
「・・・何考えてんだオレは 例え桐崎が"あの子"だったとしても それはあくまで子供の頃の話だろう オレが今好きなのは小野寺なんだ それは変わらねぇ」
と、自身の中で、10年前の約束は重要に思いつつも、今好きな女の子は小野寺であるという結論に達します。

さて、集の親戚に、鍵が入って折れたペンダントを修理してもらっていることが分かるシーンから、いつもの学校で描写に移ります。
下駄箱で千棘と会った楽ですが、千棘は昨夜の出来事があったにも関わらず、普段と全く同じように接していることにむっとし、拍子抜けしてしまいます。そして教室に着いた時に、クロードが窓の外から二人の様子を監視していることに楽が気づきます。修学旅行の回などから現在にかけて、千棘から見た楽との心的な距離感はぐっと縮まってきているとはいえ、二人はカップルのふりをしている状況です。ですから、楽は恋人同士のふりをしようとするわけですが、千棘の肩に触れた途端、千棘は悲鳴を上げます。そして、顔を真っ赤にする描写が大きく写ります。しかし、楽が千棘になぜ赤くなっているのかと尋ねても、千棘はなっていないと反論します。ついで、周りの女子から煽られ、楽はラブラブカップルの振りをして勢いよく返答をしますが、対する千棘は、
「ハハ そうね」
と完全にスムーズに返答が出来なくなってしまっています。そんな千棘の様子を見て、楽は違和感を感じています。一方千棘は、
「・・・どうしちゃったのよ私は・・・! 平常心平常心・・・!」
と心の中で考えるわけですね。
読んでいたら普通に分かるのですが、そもそも平常心を保とうと意識している時点で、千棘は平常心を保てていない状況ですから、楽に対して今までとは違う形で何かしらの思いを抱いていることは間違いありません。修学旅行の回では、千棘から楽への一方的な距離の縮まりが描かれていたと述べましたが、まさしくその通りで、今回に関しても、楽のほうは千棘のおかしな意識の原因が楽にあることにほとんど気づいていないものの、千棘は楽に対して普段のように話せない状態に陥っています。千棘のおかしな意識の原因が楽にあると述べましたが、楽が千棘の肩に触れた途端に千棘の応答がおかしくなっていったわけですから、千棘を緊張状態に持っていった原因は楽にあると考えてよいはずですね。やはり何かしらの感情を千棘は楽に対して抱きはじめているものの、楽は千棘にそういった類の感情をほとんど抱いていない構図です。

さて、描写が変わり、楽が一人でいるところに、今度は小野寺がやってきます。小野寺が、先ほどの千棘の様子がおかしかったことを話題として持ち出します。ここでもやはり、楽は
「・・・あいつが もしかしたらオレが約束の相手かもって意識しちゃってたとか ・・・それはないよな」
と、もはや念を押すかのように、楽は千棘がそういった感情を自分に抱いているはずはないと考えます。
ここで、小野寺は楽がペンダントをしていないことに気がつきます。楽に見えない位置で、いつも持っている鍵を小野寺は手に握っているのですが、ここで小野寺は、ふと、修学旅行の時に、楽が千棘を助けに走っていったことが頭を過ぎります。そしてこう思うのです。
「・・・千棘ちゃんは 一条君とは恋人のフリだって言ってたけど 一条君は どう思ってるんだろう――・・・」(1)

今度は、修学旅行での写真を見に行く描写に移ります。小野寺は楽の写真を見てドキドキしたり、楽は小野寺の写真を見てドキドキしたりする描写があったあと、楽は、小野寺が着替えをしている瞬間が写りこんでいる写真の存在に気づきます。そして、その写真を回収して教師に報告しようとするのですが、その途中で小野寺とぶつかって写真を落としてしまいます。その写真を小野寺が拾い上げます。小野寺が、その写真に小野寺が着替えをしているのが写りこんでいることに気づかないよう、楽はその写真を急いで奪い取り、すぐにその場を立ち去るのですが・・・。実はその写真でメインに写っていたのは千棘であったために、最後に小野寺が
「・・・今の写真 千棘ちゃん?」(2)
と思ったシーンで今週は終わるわけですね。

さて、(1)(2)の描写から、小野寺は、楽が千棘に特別な感情を抱いているのではないかと懸念していることがうかがえます。修学旅行や、前回のパーティに向かうプレゼント選びのシーンで、小野寺と楽の距離がお互いにぐっと縮まってきていることは間違いなかったはずです。実際、今週の冒頭で、楽は、自分が好きな女の子は小野寺であると自身に問うて再確認しているので、楽の意識としては小野寺が好きなのです。ですが、今度は小野寺が自身の中で、楽と千棘は実は深い仲にあるのではないかという疑念が生じ始めるのです。やはり人間関係というのは、そう簡単に上手くつながっていくわけではなく、近づいたと思ったら離れ、という状況になってしまうのでしょうね。

今週は鶫が登場しなかったので、3人の心理的な状況をまとめるとするならば、
楽は、自身の中で小野寺が好きであると再確認し、かつ、千棘が自身に特別な感情を抱いているという可能性は否定しており、
千棘は、楽に対して明確に好きという気持ちを認識しているわけではありませんが、楽に対して今までのように接することが出来ていない自分の心理状態を把握しており、
小野寺は、楽と千棘が実は深い間柄にあるのではないかという疑念が生じてきている、
といったものになるのでしょう。




ところで、本来この記事は先週に更新するはずだったのですが、私が風邪を引いていたために、1週ずれてしまいました。今週に2本感想を更新しようと考えていたのですが、予想以上に先週の感想を書くのに時間がかかってしまったため、最新号の感想はまたも来週に先送りになってしまいそうです。
今週の水曜日、7月4日にニセコイのコミックス第2巻が発売になるそうですから、ぜひとも書店に行って手に入れてきたいと思っています。僕の記憶が正しければ、以前のジャンプにコミックスの表紙絵が小さく載っていったので、小野寺と千棘が写っている表紙であるはずです。


そういえば、29号の週刊少年ジャンプ(今回のニセコイが掲載されているもの)で、読み切りとして載っていた「こがねいろ」という漫画は、個人的にすごく好みの雰囲気でした。3週連続で連載していたもので、受験をテーマにした青春を描いた漫画でした(そう僕は受け取りました)。今週に載っていた分が3週目だったので、最終回だったのですが、いつも笑顔でいる女の子にあこがれながらも、励まされ、そして仲のよい友達とともに、志望する大学へ向けて勉強に励む、というのは非常にうらやましいな、と思いながら読んでいました。私も、高校の友達と意識的にはそれなりに励ましあって受験勉強に臨んでいた感じはあるのですが、何しろ女の子と仲良くなるということは一切なかったので、今回の漫画になんだか羨望したのかもしれませんが・・・。とはいえ、なんだかそれだけではなく、なんとも夢の実現のために邁進する若者の姿のようなものが描かれていた気がして、個人的にはすごく爽やかな印象を受け、読み終わったあとは心地よかったです。

駄文を書いてしまいました。ではでは。


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